【第11回】ワクワク職場をつくろう! ~組織活性化~

こんにちは、今回のテーマは「ワクワク職場」です!
働き方改革」や「生産性向上」の回でも触れましたが、人手不足問題が深刻化する昨今、「明るい職場づくり」が喫緊の課題となっている会社は多いのではないでしょうか。
苦労して採用・教育した新入社員がなかなか定着しない、従業員の生産性がなかなか上がらない・・・そんな悩みをお持ちの方は是非、「ワクワク職場」を目指しましょう!

「ワクワク職場」、それは従業員がやりがいを持って「ワクワク」しながら働き、そしてお客さまや取引先、経営者もみんながワクワクするような、そんな職場のことです。

想像してみてください。
自社の職場が、そんな「ワクワク職場」になったとしたら・・・想像しただけでワクワクしませんか!?

では、「ワクワク職場」はどのようにしたら作れるのでしょうか。
以下、3つの視点で見ていきましょう。

まず1つめとして、「経営理念の共有・浸透」が必要です。
自社は何のために存在して、お客さまや社会にどのような価値を提供しているのかを、繰り返し従業員に伝える努力をしましょう。
それを知らずに、ワクワクしながら働くことはなかなかできません。
そして、自社の提供する価値によって、お客さまや社会がどのように変わるのか、そのイメージをスタッフ一人一人が持てるよう、理念を浸透していくことが必要です。
そのためには、社訓やクレド、社是のような分かりやすい言葉で表現し、社内の色々な場所に掲示したり、朝礼などで繰り返し伝えることが有効です。
その際、その言葉が形骸化しないよう、その意味が伝わるような工夫が必要です。
社員一人一人が経営理念を理解し、自分たちの提供している価値を知ることが、ワクワク職場づくりの第一歩です。

2つめは、「コミュニケーションの円滑化」です。
社内やチーム内でのコミュニケーションが円滑でなければ、明るい職場への道は遠く、従業員の生産性にも影響を与えます。
コミュニケーション円滑化の方法としては、どのようなものがあるでしょうか。

(1) 業務フローの合理化
まず、定型業務において伝えることを間違いなく伝える、無駄な連絡業務をなくすといった業務の合理化は、コミュニケーション円滑化の前提条件です。
伝えるべきことが伝わっておらず、何度も確認が必要になったり、無駄な報告書ばかり書かされているとなれば円滑なコミュニケーションは望めません。

(2) 勉強会や懇親会など、自由に意見を出し合える場の設定
定期的に勉強会や懇親会を開催し、従業員が自由に意見を出し合える場を設けることも有効です。
勉強会では、ただ単に講師が知識を伝えるというだけではなく、それぞれが業務で抱えている課題や、その解決策の案を自由に話し合い、みんなで共有するという形が望ましいです。
それにより業務の改善策や新商品・新サービスのアイデアなどにつながるだけではなく、それぞれの従業員が自分の意見を発信することで、お互いの考えを知りコミュニケーションを円滑にする効果が期待できます。

(3) 社内SNSやグループウェア、テレビ会議ツールなどの利用
なかなか全社員やチーム全体で集まるのが難しいという場合は、社内SNSやグループウェア、テレビ会議ツールなどを導入して、場所や時間にとらわれず情報交換できる仕組みを整えることもひとつの方法です。

(4) 社長自らによる声掛け
会社規模にもよりますが、できるだけ社長自らが社員一人一人とコミュニケーションを取り、現場の意見に耳を傾けましょう。
大きい会社では、普段の業務の連絡は直接のやり取りはなくても、たまには社長と直接会話をして、「一人一人をちゃんと見ている」という姿勢を示すことが重要です。

3つめとして、経営理念の共有・浸透、コミュニケーションの円滑化を図った上で、さらに従業員のモチベーションを上げるためのモチベーション向上策を考えましょう。
もちろん、給与などの金銭的な見返りもモチベーションに直結しますが、これには原資となる労働生産性を上げることが一番の方法であるため、該当回をご参照ください。
では、お金をあまりかけずにモチベーションを上げるにはどうしたらよいのでしょうか。
まず、健康経営の実践が有効です。
心身ともに健康でなければ、目の前の仕事にやりがいを持って取り組むことはできません。
さらに、以下のような方法が考えられます。

(1) 評価制度の見直し
自身の貢献が正当に評価され、それに伴って人事考課もおこなわれているかどうかは、働く上でのモチベーションを大きく左右します。
会社として望ましい働きをした人には、正当な評価と処遇をするとともに、制度として明文化することでスタッフが仕事をする上での大きな原動力となります。

(2) 表彰制度
評価制度と似ていますが、ある決まった期間で大きな成果を挙げた従業員には、朝礼など他のスタッフが集まる場所で表彰するという制度を設けることも有効です。
「あなたの頑張りをちゃんと見てますよ」というメッセージになりますし、周りの従業員も「今度は自分が表彰されるように頑張ろう!」と思うという効果もあります。
パートスタッフの多い職場など、評価を給与や人事に反映させにくい場合はオススメの方法です。

(3) 権限移譲
裁量が少なく、単純作業に近い仕事では、なかなかやりがいを持たせることは難しいです。
出来る限り、そのスタッフの能力に応じて権限を委譲し、責任のある仕事を任せるようにしましょう。
権限を与えることで、それだけ「自分は期待されている」という感覚が増し、モチベーションの向上につながります。

(4) 社員旅行
最近はプライベート重視の傾向により、社員旅行のない会社も多いですが、社員旅行は絶好のコミュニケーション深耕の場となります。
ただし、従業員それぞれの事情がありますので、社員旅行を強制したり、参加しないといけないような雰囲気を作ってしまうのは逆効果です。
あくまで自由参加でありつつも、従業員にとって魅力的で、参加したくなる社員旅行にすることを心がけましょう。
その上で、社員旅行を慰労と交流の場として、日常とは違うコミュニケーションを図ることにより、日々の業務におけるコミュニケーションも円滑になることでしょう。

「ワクワク職場」の効果は、以下のようなことが挙げられます。

(1) 生産性の向上
従業員一人一人がやりがいを持って働くことで、業務の効率は上がりますし、社内・チーム内のコミュニケーションが円滑になれば、より新しい価値を生み出していくことができるようになります。

(2) 定着率の向上
やりがいを持って「ワクワク」しながら働ける職場であれば、そうでない職場よりも「ここで働き続けたい!」という人が多くなり、定着率の向上が期待できます。
定着率が上がれば、人材不足の解消につながるほか、採用・教育にかかるコストの圧縮効果も見込めます。

(3) 自律的に発展する組織
従業員がやりがいを持って働き、コミュニケーションも円滑である組織は、自らその組織がさらに生産性が上がり、「ワクワク」の高まるように進化を続けます。
組織が大きくなればなるほど、社長自身が手を出さなくても「自律的に発展する組織」が必要になります。

(4) サービスレベルの向上(インターナルマーケティング)
従業員がやりがいを持って、ワクワクしながら働くことにより、サービスレベルの向上も期待できます。
インターナルマーケティングという考え方があり、特にサービス業や営業スタッフにおいては、自社の理念を理解し、自分たちの提供する価値に自信を持って「ワクワク」しながら働くことが、お客さまの「ワクワク」を高め、顧客満足度が向上します。
インターナルマーケティングというのは、企業が顧客に対して行うエクスターナルマーケティングや、従業員が顧客に対して行うインタラクティブマーケティングとの比較概念であり、企業が従業員に対して行うマーケティングのことで、従業員に自社の提供する価値を浸透させることを通してサービスレベルを向上させ、顧客満足度を高めるという考え方です。

従業員がやりがいを持って働く職場づくり、働き方改革に取り組む埼玉県の企業は、埼玉県の専門家派遣制度を利用することができます。
https://sai-jinzaikakuho.com/

「ワクワク職場」は一日にしてならず、日々の取り組みが重要です。

そして、最も大切なのは経営者自身が「ワクワク」しながら経営することです。

経営者も従業員もお客さまもワクワクする、「ワクワク職場」を目指してみませんか?

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