今日は違うのにしてみようかな?「バラエティシーキング」 ワクワク経営コラム【第69回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

昨日のコラムで、愛着があると乗り換えることができないということをお伝えしましたが、実はその逆の場合も存在します。
お気に入りの武器や仲間がいたとしても、新しい武器や仲間が登場したときに「ちょっと使ってみようかな?」ということもあるのではないでしょうか。
決して、今まで使っていたものに対する愛着がなくなったわけではないけれども、別のものも試してみたいと思うことはあります。
これは、単価が安いものの場合や、切り替えのリスクが少ない場合に発生しやすくなります。
例えば、高い武器などではなかなか気軽に試してみようとはならないかもしれませんが、回復アイテムなどの安いものであれば、他の物も気軽に試してみることができます。
また、強敵がいて気が抜けない地域やボス戦では、なかなか新しい仲間を試してみようとはなりませんが、そこまで敵が強くない地域であればリスクも少ないので、気軽に新しい仲間を入れてみることができます。

これはバラエティシーキングと呼ばれる現象で、今まで使っていたものに特に不満がなくても、別ブランドや代替品を試してみたいという心理が働き、スイッチングコストが低い場合は実際に切り替えてみるという消費者の行動です。
コンビニやスーパーで買い物をするとき、お菓子や飲み物など、新商品が出ていたら気になって一度買ってみようと思ったことはありませんか?
これは、自社商品を継続して使ってもらっていても、他社の新商品を気軽に試すことが出来れば、乗り換えられてしまう可能性があることを示しています。
自社の商品も、飽きられないようにバリエーションを増やして自社商品の中でバラエティシーキングしてもらう工夫も必要ですね。
また、新しい商品の「目新しさ」が強いほど、ちょっと試してみようという心理は強く働きます。
逆に、今までのものと大して変わらないのであれば、今までのものを使っていれば安心なので、リスクを取って別商品を試してみようとはしません。
すなわち、新商品に対する「ワクワク感」が高いほど試しに使ってもらえる可能性が高いということになりますね!

お客様にワクワク感の高い新商品を提供して、自社商品を選んでもらいましょう!

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