そのご褒美は何のため?「補助金活用」 ワクワク経営コラム【第50回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

企業に対して、国や公的機関などから、様々な補助金が出ています。
これらの補助金は借金ではないため「返さなくてもいい」資金として、企業経営において有効に活用されています。
しかし、「補助金目当て」で申請することがあまりお勧めできません。
それは何故でしょうか?

ドラゴンボールという漫画の中で、主人公の孫悟空が、仙猫(仙人の猫版)カリン様が持つ超聖水を飲むことで飛躍的に強くなれるという話を聞きます。
カリン様は、自分から超聖水を奪い取ることができれば飲んでもよいと言うので、悟空はカリン様から何とか超聖水を奪おうとしますが、動きが早く不意打ちも通用しないためなかなか奪い取ることができません。
数日後、やっとのことで奪い取り飲んだ超聖水はただの水でした。
しかし、悟空はこの数日間、カリン様から超聖水を奪い取るという過程を通して、飛躍的にパワーアップを果たしていたのでした。

現実世界の補助金に話を戻します。
各補助金にはそれぞれ趣旨があり、国から出ている補助金であれば政策に沿う事業をおこなう企業に対して補助金が出るということになりますので、補助金を受け取った企業はその補助金の趣旨に沿う事業をおこなう義務があります。
そして、主に経済産業省から出ている補助金は、募集に対して「事業計画」を提出し、より趣旨に合う事業計画が採択され、補助金が支払われます。
これらの補助金は中小企業への支援金という意味もありますが、その過程で「事業計画」を作ることで、より強靭な経営体質を身につけてもらうことが大きな目的になっています。
もちろん、補助金を受けることで資金調達の大きな助けになる、資金リスクを抑えて投資ができるというメリットもあります。
しかしながら、最も重要なことは「事業戦略を見直し、事業計画を作ること」です。
したがって、補助金ありきでまず「申請」しよう、そのために「補助金がもらえるような」計画を作ろうというのは手段と目的が入れ替わっていますよね。
本当に自社が今後ワクワク経営を継続できるような事業計画を作ることが重要で、その計画をもとに必要な投資を補うために補助金にトライする、という流れが補助金の有効な活用方法となります。
そして、ここで作った計画がPDCAサイクルの起点となります。
補助金は「超聖水」とは違いただの水ではありませんが、それを取得するための過程で本当の力が身につくという意味では共通しています。

また、資金繰りが厳しいので補助金で補いたいという方がいらっしゃいますが、これはあまりお勧めしません。
多くの補助金は事業が完了した後の入金となり、しかも事業をおこなう費用の一部を補うものだからです。
しかも、申請したからと言って必ず採択されるわけではありません。
新たな取り組みのための計画づくりを主眼とし、そのための投資金額の一部を補うために補助金にトライする、というのが補助金の活用方法としてはオススメです。

補助金をひとつの機会ととらえて、新たな冒険への地図を計画という形にしてみませんか?

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