ワクワク経営と普通の経営の違いとは?「ワクワク経営物語 番外編2」 ワクワク経営コラム【第45回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

本日は、ワクワク経営と普通の経営の違いについてお伝えします。

ワクワク経営を実践されている皆さまにとっては、「ワクワク経営」って普通のことじゃないの?と思われる方も多いかもしれません。
どんな経営でも、みんなワクワクしながら継続することが大事なのは同じです。

一番の違いは、「何を最優先とするか」です。
普通の経営も会社によって、経営者によっていろいろですが、まだまだ利益至上主義と言われる会社は多いと思います。
そういった経営のことを否定するつもりはありません。
利益を出すことは必要なことです。
一方、最近ではその逆で、「社会貢献」を意識しすぎて自分を犠牲にしている経営者の方も多いのではないでしょうか。

ワクワク経営では、経営者が「経営を通してワクワクする人生を送ること」を最優先の目的として位置付けています。
もちろん経営である以上、利益を出すことは必要ですし、利益を出さなければ継続していくことはできません。
しかし、利益を出すことは「ワクワクする人生を送る」ための「手段」であるということです。
経営を継続し、経営者の生活を守り、そしてワーク・ライフ・バランスを実現しプライベートも充実させる、そのための手段です。

そうはいっても、世の中の多くの会社は株式会社であり、利益を追求しなければいけないのではないか?と思われるかもしれません。
その通りですが、これも手段にすぎません。
経営者は、自身のワクワク経営を続けるため、株主に適正な利益の還元をする必要があります。
また、最近では「ESG投資」という環境・社会・ガバナンスを重視した投資も盛んになっているので、利益だけではなくそのような点も重要です。
そして、ワクワク経営は「みんながワクワクする」経営であり、株主もそこに含まれます。
したがって、経営を通して株主をワクワクさせることも重要な要素です。

また、会社は「社会貢献」を最優先に考えなければいけないのではないか?と思われる経営者も多いかもしれません。
確かに「社会貢献」は重要です。
会社には使命がありますし、企業活動とは社会に価値を提供することで対価を得るものです。
そして、SDGsの観点でも社会貢献は重要です。
社会貢献を一番の目的とした経営も否定はしません。
しかしながら、経営者が自らの人生を犠牲にして「社会貢献」をおこなう会社は果たして健全なのでしょうか。
経営者自らがワクワクしなければ、社会にワクワクを増やしていくことはできません。
それに、経営者自身のモチベーションにも関わり、モチベーションが維持できなければ継続していくことはできません。(参考:「事業継続性」)
もちろん、自分のすべてを社会貢献に注ぎたい!という経営者は、それでいいと思います。
そういう方は、社会貢献を通して、自分の人生をワクワクするものにできていると思います。

このように、ワクワク経営も普通の経営も、理想の形に大きな違いはありません。
しかし、何を最優先として考えるか?が違うのです。
そして、経営者のワクワクなくして社会貢献も会社の利益もない!というのがワクワク経営の考え方です。

なお、これは価値観の問題なので、「利益最優先の経営」も「社会貢献最優先の経営」も否定はしませんし、あってもいいと思います。

あなたの会社は、何を最優先に考えますか?

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