回せば回すほど儲かる!?「総資本回転率」 ワクワク経営コラム【第113回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険の世界で、魔物を退治することで経験値やお金を稼ぐときに、強い魔物を倒すか、弱い魔物を倒すかを選択することがあります。
より強い魔物の方が、経験値やお金をより多く得ることができますが、倒すのに時間がかかります。
弱い魔物は、得られる経験値やお金は少ないですが、短時間でより多くの魔物を倒すことができますので、結果として同じ時間で多くの経験値やお金を稼げることがあります。
このような場合、単価を少なくして回転を上げる、などと言います。
この回転というのは、魔物であれば1匹と戦い始めてから戦い終わるまで(次の魔物と戦い始めるまで)を「一周」と考えて、このサイクルを繰り返し回すというイメージです。

飲食店などでも、高客単価で回転の少ないお店と、客単価は少ないものの回転の速いお店がありますね。
この場合も、1人(1組)のお客様が席に着いてから、会計するまでを1つのサイクルとして回すというイメージです。

同じように、会計でも「総資本回転率」という考え方があります。
総資本回転率とは、売上高を総資本(総資産)の額で割ったもので、売上高が3,000万円、総資産が1,000万円であれば、回転率は3(回)となります。
これは、1,000万円の投資をして、この原資をいかに効率よく運用して売上高を上げたかということを表しています。

さて、何故これを「回転率」というのでしょうか?
それは通常、現金で材料や商品を仕入れ、材料であれば製造して商品にし、販売すると売掛金になって、回収するとまた現金に戻るという過程を「一周」として、このサイクルを何回回したか、と考えられるからです。
すなわち、このサイクルを速く回せば回すほど、同じ投資額でも多くの売上高を得られるということになりますね。

なお、投資に対してどれだけの利益を得られたかを表す総資本利益率(ROA)は、この総資本回転率と売上高利益率をかけたものです。
したがって、投資対利益を上げるには、回転率を高めるか、利益率を上げるかのいずれかということになります。
これは、弱い魔物を多く倒すのか、より強い魔物を倒すのかということに似ていますね。
利益を上げるとなると、どうしても利益率を上げることに目が行きがちですが、回転率を高めるということも有効な方法です。

是非、回転を速くして、ワクワクもどんどん回していきましょう♪

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