徒歩や乗り物で行ける範囲は?「商圏分析」 ワクワク経営コラム【第121回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

今日も、冒険パーティーが宿屋で話をしています。

旅芸人「今回の魔物退治依頼なんだけど、出没範囲が広範囲にわたっている上に、強力な魔物が多く出没するから野宿は危険だ。どうやって回るか、作戦を立てないとね」
戦士「野宿ができないなら、町から日帰りで往復できる範囲しか行けないな」
武闘家「この範囲じゃ、依頼の魔物退治はほとんどできないぞ!」
魔法使い「それなら、馬を借りるのはどうかしら?」
僧侶「馬を使えば、日帰りで往復できる範囲は広がりますね」
旅芸人「もう一つ方法があるよ。結界の石を使えば、一晩だけ魔物を寄せ付けずに寝ることができる。でもこれは貴重品だから、どこで使うかを検討しないとね」
魔法使い「馬で行ける範囲は町を拠点に回って、結界の石で拠点を作って、その拠点を中心に回る感じね」
旅芸人「うん、地図に拠点の場所とそこから行ける範囲を書き込んでみよう」

この冒険パーティーは、町や拠点から徒歩や馬で行ける範囲を検討しましたが、経営においても「徒歩や乗り物で行ける範囲」を検討することがあります。
小売店や飲食店など店舗があるビジネスの場合、店舗まで来てもらえるお客様の居住地の範囲を「商圏」と言い、その商圏内にどのようなお客様が住んでいるかによって店舗戦術を考える「商圏分析」がよくおこなわれます。
店舗まで徒歩何分以内とか、車で何分以内といったように地図上に範囲を書き込み、そこに住む人の人口や属性を分析します。
分析するためのデータとして、政府が公開しているシステムで「RESAS」や「J-STAT MAP」というものがあり、これらを使うことで比較的簡単に商圏分析をおこなうことができます。
SWOT分析などを行う際に、外部環境の分析方法として有効な手段です。

商圏を分析して、商圏内のお客様にどのようにワクワクを届けるか考えましょう♪

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