答えは教えてほしくない!「コーチング」 ワクワク経営コラム【第135回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険の世界は、自分で情報収集したり、経験を積んでレベルアップしたりして、強敵を倒したり謎を解いたりして先に進んでいくのが楽しいですよね!
たとえその答えや、強敵の倒し方を知っている人がいたとしても、その「答え」を聞いてしまっては自力で進むのに比べてワクワク感は減ってしまいます。
先の展開で隠された謎を知りたいと思っても、知ってる人に展開を教えられる「ネタバレ」はされたくないですよね。
自分で謎を解いてやっと知ることのできた「真実」だからこそ、人は価値を感じるのではないでしょうか。

経営の世界でも、同じようなことがあります。
部下が課題に直面して困っている時に、解決方法を知っているあなたはどうしますか?
解決方法を教えてあげますか?
確かに、その方が課題も早く解決できるし、効率的かもしれません。
しかし、部下からしたらどうでしょうか?
解決方法は全部上司が知っているから、上司に聞けばいいや、となりますよね。
あるいは、自分は解決方法を教えてもらって作業をするだけだと感じたら、自分で解決方法を考えなくなったり、仕事に対するやりがいを失ってしまうかもしれません。
おなかをすかせた少年に、魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えることで、自分で魚を採って自分で空腹を満たすことが出来るようになるというお話と同じですね。

これと同じような考え方に、コーチングというものがあります。
教える、という意味の「ティーチング」と対比され、質問や対話を通して相手の考えや意欲を引き出し、相手の行動を促すというものです。
コーチングでは、相手の課題に対して直接解決方法を提示するのではなく、間接的な質問等により相手が解決方法を見つけることを支援します。
そもそも、課題設定が正しいとは限らないため、相手が実際に何を求めているのかを、じっくり引き出すことに注力します。
このコーチングは、部下の能力やモチベーションや引き出すための考え方として、管理職研修などでも注目されています。
また、ワクワク経営ナビゲーターも、ティーチングよりはコーチングの考え方で皆さまの冒険をお手伝いしています。
冒険は、答えを教えられるよりも、自分で見つける方がワクワクしますからね!
そもそも、冒険を通して何を得るかは人によって違うため、他人が答えを教えることなどできないと言えます。

是非、答えを知っていても教えるのではなく、答えを見つけるお手伝いをするようにしましょう♪

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