いろいろな視点で見てみよう!「バランスト・スコアカード」 ワクワク経営コラム【第29回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険には危険がつきものです。
特にダンジョンなどでは、死角から魔物に襲われたり、落石や落とし穴などの罠にはまってしまうことがあります。
前だけを見て進んでいると、思わぬ被害を受けてしまうことがあります。
したがって、周りをよく見てどこに危険があるか注意を払いながら進む必要があります。

そのためには、多角的な視点を持つことが必要です。
例えば、自分から見た景色だけではなく、上空から見た場合はどんな構造になっているのか。
壁に怪しいスイッチはないか。
天井は崩れやすくなっていないか。
足元に罠が仕掛けられていないか・・・といった具合ですね。

よく、「鳥の目」「虫の目」「魚の目」で見ることが大事だと言います。
鳥が上空から見下ろすように全体を見渡す視点、虫が小さな世界で近づいて複数の目で見るように細部までよく見る視点、魚が水の流れを読むようにものごとの移り変わりを見る視点、ということですね。
経営において、色々な視点で見るために有効なアイテムをひとつご紹介します。
バランスト・スコアカード(BSC)といって、経営の状態を「財務の視点」「顧客の視点」「業務プロセスの視点」「学習と成長の視点」で見るというものです。
実際にこれを使う場合は、それぞれの視点で目標設定と評価をおこない、PDCAサイクルを回していきます。
また、それぞれの視点で現状の強みや問題点を分析するといった使い方もあります。
この4つの視点を持つことはとても重要で、お金の問題はもとを辿ると学習の問題であったりします。
財務には売上が大きく影響するため顧客の視点が大事であり、顧客獲得や顧客満足度には商品やサービスを形作る業務プロセスが影響し、良き業務プロセス構築のためには学習と成長が必要、といった具合です。
さらに、財務状況が良くなれば学習・成長にも投資できるため、良い循環が生まれます。

この4つの視点に限らず、是非いろいろな視点でものごとを見るようにしましょう!

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いろいろな視点で見てみよう!「バランスト・スコアカード」 ワクワク経営コラム【第29回】 への7件のコメント

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