思いがけない出来事の中にこそお宝がある!「予期せぬ成功と失敗」 ワクワク経営コラム【第109回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険は、地図を持って出発したとしても、当初の計画通り進むことはまれです。
逆に、すべて計画通りだったとしたら予定調和のようでつまらない、ということはありますよね。
行った先で、思いもよらない出来事が起こったり、発見があったりするからこそ、冒険はワクワクするものなのだとも言えます。
たとえそれが計画よりも悪い結果だったとしても、何故計画と違っていたのか、その真相を解き明かすことが冒険の醍醐味のひとつです。

これは現実の経営でも同じことが言えます。
「もしドラ」で有名な経営学者ピーター・ドラッカーは、イノベーションには7つの機会があると言っています。
この7つは、信頼性・確実性の高い順に並べられていますが、その第一に挙げられているのが「予期せぬ成功と失敗」です。
計画を立てて実行したとしても、そこで多くの場合計画との乖離が発生します。
その乖離を、たまたまだったとして無視してしまうと、せっかくの「最も重要な機会」を無視してしまうことになります。
特に、計画よりも成功した場合は、その原因を追究したりすることは少ないですよね。
計画より良かったから、それでいいじゃないか、ということになりがちです。
しかしながら、その「計画との差異」の中にこそ、最も価値のある「発見」というお宝が隠されています。
もちろん、計画よりも失敗した場合もそうです。
この場合も、外部環境が悪かったからとか、運が悪かったということで片付けず、何故計画との差が発生したのかの要因をより深く見ていくことで、新たな発見がある可能性が高いということです。
すなわち、PDCAサイクルのCの中にこそ新たな発見があり、イノベーションにつながる可能性があるということです。

是非、予期せぬ成功と失敗があった場合は、その中からワクワクするようなお宝を見つけましょう♪

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