交流すれば理解が深まる!「異文化交流理論」 ワクワク経営コラム【第174回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険の世界では、実に様々な種族や民族が暮らし、共存していることは「多種族共存理論」でもお伝えした通りです。
場合によっては、人間と魔物が仲良く暮らしたり、仲間として一緒に冒険したりすることもあります。
そうなると言葉の壁もありますし、価値観や文化も全く違うことがあります。

価値観や文化が違えば、最初はお互いに理解しづらい部分もあります。
自分たちの価値観で接してしまい、不信感が生まれてしまうことがあるかもしれません。
価値観が違うので、相手のために良かれと思ってしたことでも、相手にとっては良いこととは限らないのです。
このようなすれ違いから、悲しい対立を生んでしまうこともあります。

現実の経営においても、価値観や文化の違う集団と共存し、協力し合うような場面も多くあります。
多様な価値観や文化を持つ集団と、お互いに友好関係を築き協力し合うためには何が必要なのでしょうか?

まずは、そもそも自分たちの常識は相手の常識でないかもしれないということは認識しておく必要があります。
その上で、お互いの価値観や文化を知る機会を作ることです。

グローバル化やダイバーシティの流れ、また人材不足の状況から、海外からの人材を受け入れることも多くなっています。
国が違えば、言葉だけではなく文化も大きく違うことが多いです。
このことを認識していないと、言葉だけの問題だと思い込み、自分たちの常識で接してしまい、亀裂を生む原因となります。
文化が異なることを認識した上で、お互いの文化を良く知る機会を持ち、お互い認め合うことが重要です。

また、「異業種」も価値観や文化の違う集団であると言えます。
業界ごとに異なる文化が形成されていることは多く、業界団体の中だけでは偏った常識に囚われているかもしれません。
異業種交流というと、営業において仕事を取るために参加するというイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、それだけではありません。
むしろ、(団体や会によっても異なりますが)直接仕事につながることは多くなく、仕事目当てで参加している人は敬遠されることもあります。
このような異業種の交流でより重要なのは、「他業種の違った文化に触れる」ことです。
業界内だけでは得られなかった多くの視点や気づきを得ることができます。

最後に、交流することは大事ですが、相手は善意を持った人だけではありません。
最初から警戒して壁を作ることは良くないですが、常に「自衛」することは必要です。
冒険者も経営者も、自分の身を守るのは自分しかいません。
多様な価値観との共存を図りつつも、悪意からは身を守ることは常に頭の片隅に置いておいた方がよいでしょう。

異文化との交流を積極的に図り、ワクワクの輪を広げていきましょう♪

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