本音を話せる環境をつくろう!「心理的安全性」 ワクワク経営コラム【第129回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険の世界でも、ちょっとしたすれ違いから大きな問題になるというお話は多いです。
小さなところではご近所のいざこざから、大きくなると国同士の戦争に発展することもあります。
これは、往々にして「相手が何を考えているのかわからない」ことから、疑心暗鬼に陥ったり、あらぬ誤解を招いたりして対立してしまうという構造があります。
囚人のジレンマ」でもお伝えしたように、相手の考えていることが分からなければ、人は自分の身を守る行動を取りがちです。
要は、「話せば分かる」のに「話をすることを阻害する」要因があり、お互いに考えていることが分からない状況で、不信を募らせてしまうのです。

これは、職場においても同じことが言えます。
同僚や上司と密なコミュニケーションが取れており、信頼関係のある状況であれば、「この人なら本音で話しても大丈夫」と思い、本音で話し合える関係が築けます。
逆に、あまりコミュニケーションが取れていない場合だと、「この人には本音を言っても大丈夫かな?」というブレーキをかける心理が働くため、本音を言うのを避けて、なおさらお互いのことをよく知らない状況に陥るということがあります。
多様な価値観を持つ各個人が本音で意見を言い合いつつ、お互いの意見を尊重しながら良い部分を合わせていくことで、協力しながら生産性を高めたり、組織として新たな価値を生み出していくことができます。

本音で話せない原因には以下のような原因があります。

本音の意見を言ってしまうと、それが上司や組織の考え方と違った場合に、恫喝されたり、不当な扱いを受けるのではないかという考えが働く場合です。
このような考えにならないよう、どんな意見であっても否定せず受け止める環境にする必要があります。
これは、上司の考え方をそのようになっていることも必要ですし、仕組みとして本音の意見を言うことのできる制度を導入するといった方法があります。
(例えば、社長への直接意見メールを受け付けるなど)

もう1つは、的の外れた意見だった場合、馬鹿にされたり、恥をかいたりしてしまうのではないかという心理が働くこともあります。
これについても、的外れな意見でも馬鹿にしたりせず、真剣に聞いたり、意見を言ってくれたことに対して労う姿勢が必要です。
これは、意見を言うことだけではなく、何かに挑戦する場合でも同じです。
何かに挑戦して、失敗したら不当な扱いを受けたり、評価が下がるというのでは、挑戦することに対してブレーキをかける心理が働きます。
果敢に挑戦する環境をつくるためには、失敗しても不当な扱いをせず、むしろ挑戦したことを褒め合うような風土や仕組みが必要です。
このように、失敗しても 「心理的安全性」といい、googleの調査でも、生産性の高い組織に必要な要素として言及されています。

そして、最初はお互いのことを知らない状態から始まるため、そもそもお互いに本音で話すことがなく、なかなかお互いのことを知るようになる機会がないということもあります。
これを解消するためには、「組織として」お互いのことを知る機会を作ることが大切です。
例えば、仕事以外の社内交流イベントを開催したり、業務効率化や新商品についてのアイディアを話し合う場を設けたりといったことが考えられます。
最近では、チャットツールやメッセンジャーツールで交流するグループを作るといった方法もあります。
ただし、これらは強制参加させたり、業務時間外でイベントに参加させたりすることは逆効果となることもありますので注意が必要です。
あくまで場の提供による任意参加で、自ら参加したくなる工夫をする、イベントの参加は就業時間に含めるといったことが重要です。
このような対策によって、お互いのことを知ることが出来れば、適切な距離感を保ちつつ、本音の意見を言うことのできる環境を作ることができます。

なお、常に「本音を言う」ことが良いわけではありません。
それによって相手を傷つけたり、逆に相手が本音を言いづらくしてしまうこともあるため、「適切な距離感」というものも重要です。
あまり親しくないのに、いきなり本音をぶつけるというのは、かえって不信感を強めることにもなりかねません。(参照:「北風と太陽」)
徐々にお互いのことを知ることで、何でも本音で話せる、話しても大丈夫な「信頼関係」を構築することが重要です。

心理的安全性の高い職場を構築し、何でも本音で話せる信頼関係のあるワクワク職場を目指しましょう♪

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