動画でワクワクを伝えよう!「実況動画理論」 ワクワク経営コラム【第165回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

最近は、ゲームの実況動画が人気です。
ゲームをプレイしながら、プレイ画面と自分で実況している音声を録画したものを、動画サイトで公開しているものです。
動画サイトによっては、視聴者がコメントを入れることができたり、そのコメントが動画の上に流れたりします。
プレイスタイルは、攻略の解説をしている動画、難しい目標に挑戦する「やりこみ」動画など様々ですが、中でも初見プレイ動画というそのゲームを初めてプレイする動画は一大人気ジャンルとなっております。
特に、RPGなどの冒険の世界のゲームは、初見プレイ実況動画と相性が良いです。
まだストーリーを知らずに、初めてその世界を冒険しながら得られる様々な感動を視聴者と共有できるからです。

漫画「ドラゴンクエストへの道」で、友達と一緒に画面を見ながらRPGをプレイする、という場面を想定して「ステータスウィンドウ」を設計する場面があります。
今ではオンラインゲームで「一緒に冒険する」ことも多くなりましたが、もともとゲームの冒険は(プレイヤーとしては)一人でするのが主流でした。
しかし、冒険するのは一人でも、同じ画面を見ながらワイワイ進めるというのは、まるで一緒に冒険しているような感覚があります。
これは「思い出補正理論」でお伝えした疑似体験であり、実際に自分で冒険したのに近い「体験の蓄積」となります。
これと同じことが初見プレイ実況動画でも言えます。
そして、「初見の感動」を共有することで、視聴者は既にプレイしたゲームでも冒険の新鮮な感動の「疑似体験」をすることができます。
特に、動画であれば、動きのある視覚と聴覚で臨場感のある疑似体験を届けることができますし、離れていてもインターネット経由でいつでもどこでも見ることができます。

経営においても、動画を活用できる場面は多いです。

まず、お客様に会社や商品・サービスのことを伝える場合です。
写真や文字だけではなかなか伝わらないことも、動画を見れば一目瞭然です。
商品やサービスを利用した際のイメージを疑似体験することで、ワクワクを感じれば購入意欲も膨らみます。

次に、入社希望者向けに職場や仕事の様子を動画で伝えることも有効です。
入社後、どのような仕事をするのか、どんな職場で働くことになるのか。
そういったことが動画で伝われば、入社してからのすれ違いも少なくなりますし、自然と社風に合った、理念に共感する人が集まることにもつながります。

さらに、業務マニュアルにも動画が使われることが増えています。
特に、職人の技などは文字で伝えることは非常に難しいです。
そこで、実際に作業している動画を見ることで、そこから技を習得することができます。
実際にその場で見るのが一番良いと思うかもしれませんが、実際の作業を見せられる機会が限られることもありますし、一度動画にしておけば何度でも見ることができます。
それに、今特に問題になっている技能承継の問題にも有効です。
職人が高齢化して若手への技能の承継が進まず、熟練の技術が失われてしまう危機に瀕しているという状況があります。
このような場合ででも、熟練の技を動画に残しておくことで若手に伝えやすくなります。

動画をうまく利用して、ダイナミックにワクワクを伝えていきましょう♪

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