あなたは何故冒険するのか?経営理念について考えよう ワクワク経営コラム【第5回】

皆さま、こんにちは!
スノウコンサルティングの古屋早雪です。

さて、昨日は「冒険の目的」を明確にすることが大事だとお伝えしました。
では、「冒険の目的」ってどうやって決めたらいいのでしょうか?
あるいは、既に決まっているとして、その「冒険の目的」は本当に正しいものでしょうか?

「冒険の目的」(経営ビジョン)は、パーティーみんなが、あるいはリーダーであるあなたが「やりたい」ときめたことだから、それは正しいし、変わらないもののようにも思えます。
しかしながら、大きな社会の変化があったときなどは、なぜその「冒険の目的」を目指すのか、がはっきりしていないと、「本当にこれが正しい道なのか?」「なんでコレを目指していたんだっけ?」といった迷いが生じることになります。

では、その「冒険の目的」を決めるための土台となるものは何でしょうか?
それは、パーティーとしての、あるいはあなた自身の「価値観」です。
これは経営で言えば、経営理念ということになります。
会社全体で共有する価値観である経営理念は、「自分たちはどういう考え方を大切にするか?」「どのような考え方に基づいて目的を決めているか?」といった、会社としての考え方の根本となる部分を明確にしたものです。
そして、これはその会社の「存在意義」とも言えるものです。
魔王を倒して平和を実現することを目的とするパーティーが、なぜ「平和」を目指しているのか?
この場合は、明らかに平和を大切にするという価値観から、魔王を倒して平和を手に入れることを目的としていることが分かります。
したがって、仮に第二第三の魔王が現れ、再び平和を脅かす場合は、また魔王討伐の旅に出かけることになります。
あるいは、第二第三の魔王の出現に備えて、力を蓄えることになるでしょう。
では、お宝を収集することを目的としたパーティーや、世界の名所を巡ることを目的としたパーティーは、どういう考え方に基づいてそのような目的で冒険をしているのでしょうか?
もしお宝を収集することを目的とするパーティーが、国によってお宝は全て国のものであり、勝手に持ち出しを禁止するという決まりができたらどうするでしょうか?
仮にお宝を売ってそのお金で豊かな暮らしをすることが目的であれば、お金を得るために別の商売を始めるかもしれませんし、「遺物の発見」による文化的充足を求めているのであれば、見つけたお宝は国に寄付するという条件で、国に許可を得てお宝を探すといった方法を取るかもしれません。
また、世界の名所を巡ることを目的とするパーティーも、世界の名所を巡る何らかの理由があるはずです。
「世界の名所」についての考え方次第では、パーティー内で今後の行き先について意見が分かれるかもしれません。
こうした時、意思決定に重要な役割を果たすのがパーティーで共有する価値観、すなわち経営理念です。

例えば、おいしい料理とお酒を提供してお客さんに楽しんでもらうという経営ビジョンを持った飲食店は、感染症の拡大防止対策を理由に、国によって夜のアルコールを伴う営業を禁止されたときにどういう対策をとったらよいでしょうか?
これは、「食」そのものを重視する価値観なのか、「お酒」によるコミュニケーションを重視しているのか、あるいは「料理とお酒」のコラボレーションに重きを置いているのか、はたまた「みんなが楽しめる空間」を目指しているのか・・・その会社、その経営者の価値観によって、進むべき道は変わるはずです。

大きな社会の変化に直面する今だからこそ、自社の経営理念、何故「冒険」をするのかについて、一度考えてみませんか?

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