会計は「怖い」?いいえ、目に見えたほうが「安心」です! ワクワク経営コラム【第203回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

会社経営に「会計」はつきものです。
この時期は、個人事業主や12月決算の会社であれば「確定申告」がありますし、3月決算の会社でも期末に向けて決算が気になる時期かと思います。

ところで、会社の「会計」って何のためにするのでしょうか?
どんな会社も、決算書を作って税務申告をおこなうために年1回は必要になりますが、決算時期になってあわてて会計処理をおこなうという会社も時々見受けられます。
仮に月次決算をおこなっていても、税理士さんに任せていて数字はほとんど見ていないという経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でも、お金の出入りはだいたい把握しているし、会計は年次の決算のときだけでいいよね?
という方もいらっしゃいますが、実はこまめに会計を把握するメリットは多くあります。

会計の処理や把握が後回しになっている経営者の方に話を聞くと、「時間がない」「面倒くさい」といった理由の他に、「数字を見るのが怖い」という方もいらっしゃるようです。
特に、業績がなかなか良くならず、現実を直視する「会計」が怖い、という気持ちは分からなくもありません。
しかし、会計は実は怖いどころか、「不安」を取り除いてワクワクする経営に集中できるようにしてくれる便利ツールなのです!

例えば、RPGでボスと戦うとき、相手のHPが見えないと、あとどれくらいで倒せるか分からない中で、いつ貴重なアイテムを使うか、どれくらいのペースで魔法を使うかなどの戦術がなかなか立てづらいですよね。
それはそれで手探りの楽しさというものがありますが、相手のHPを把握する魔法があったり、おおまかな残りHPのパーセンテージが分かったりする場合もあり、この場合はどのタイミングでどんな行動を取るか、戦術が立てやすいですね。
また、「ステータスウィンドウ理論」でお伝えした通り、冒険の途中で常にステータスが見えていることが、冒険のワクワク感を大きくしてくれます。

今どれだけ自分たちが傷ついているのか、立ち向かう相手の状態はどうなっているのか。
こういった情報は、確かに見るのが怖いということもあります。
しかしながら、どんなに絶望的な状況であっても、現状が分かるからこそ次に打つ手を考えることができるのであり、それを見ないということは問題の先延ばしにすぎません。
また、見ないことで平穏を保っているように見えるかもしれませんが、現状を正確に把握できていないことから「今後どうなってしまうんだろう?」「次は何をしたらいいんだろう?」「今やっていることは合っているのかな?」というような、漠然とした不安が無意識であっても起こることになります。
その結果、自分の道を信じて進むことができなくなったり、いつまでたっても一歩を踏み出せないということが起こります。
以前のコラムでお伝えしたように、ワクワクは安全・安心の上に成り立っていますから、このような不安は冒険のワクワク感も阻害してしまうことになります。

会計は現状を把握するために一つのツールです。
しかし、数字は客観的な情報を与えてくれるため、自分の感情に左右されることなく道を示してくれる羅針盤となります。
現状を正確に把握することができれば、今後進む道もはっきりと見え、自信を持ってワクワクする旅路を歩むことができるようになります。

是非、勇気を持って「会計」で正確な「数字」を把握し、安心してワクワクする経営の道を突き進みましょう♪

0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)