転職を活用しましょう!「業種・業態転換」 ワクワク経営コラム【第123回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険の世界のRPGなどでは、転職システムがよく登場します。
戦士や武闘家、魔法使いなどの職業で冒険しますが、ある程度経験を積んだ上で別の職業に転職することで、さらに能力を伸ばしたり、状況に応じて職業を変えてより冒険をスムーズに進めたりすることができます。
いろいろな職業の特性を活かして冒険するのはワクワクしますよね!

経営においても、この「転職」が有効な場合があります。
といっても、「経営者をやめる」わけではありません。
冒険の世界で転職しても、「冒険者をやめる」わけではないのと同じです。
では、経営における「転職」とは何でしょうか?

それは、業態や業種を変えたり、新事業を展開することです。
今の業種や業態で会社を経営しているのに、何故業態や業種を変える必要があるのか、と思うかもしれません。
しかし、時にはこれらの「転職」を活用することも、経営を継続する上で有効な手段となる場合があります。

特に、社会が急激に変化する時、今までの業態や業種での経営環境が一気に悪化する場合があります。
感染症の拡大により、飲食店や旅館の営業が難しくなったり、安価な外国製品が普及することで原価の高い国内製品の需要が激減する、などの場合です。
このような場合、今までの業種・業態で工夫することにより利益を確保し、経営を継続するという考え方もありますが、一方で業種や業態を変えて事業を再構築し、経営を継続することも一つの道です。
このような社会変化の時には、他方で新たな需要が生まれていることも多いからです。
ただ、これが売れなくなったから、今売れているこれを売ることに変えよう、というのではうまくいきません。
この場合も、今までの経営で培った「強み」を新たな業種・業態で活かすことで、他の会社では真似できない価値を生み出すことができるのです。

また、そのような大きな社会変化でなくても、常に社会は変化し続けています。
そのような変化に対応するためには、一つの業種業態で続けるよりも、新事業展開により複数の業種業態を経験しているほうが、対応しやすいということもあります。
そして、その場合も今までの業種業態で経営してきた強みを活かすことで、より大きな価値を生み出すことが出来るようになります。

「転職」によって、レベルが1になって始めから修行し直さなければいけなくなったり、新しい戦い方に慣れる必要があったりと、その道は簡単ではありません。
しかし、状況に応じて「転職」をうまく活用することで、どんな状況でも柔軟に対応し、旅を継続していくことのできる冒険者になることができます。

是非、「転職」をうまく活用して、どんな状況でもワクワクを生み出せる会社をつくりましょう♪

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