成果を上げるためには、つらいことでも我慢して続けるべき? ワクワク経営コラム【第197回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

経営も冒険も、成果を上げるためにはつらいことでもやらなければいけない、そのように考えている方も多いかもしれません。
確かに、冒険は苦難の連続ですし、経営も売上を上げるため、来客を増やすため、従業員の雇用を守るため、必死で続けているという経営者の方もいらっしゃるでしょう。
しかしながら、本当につらいことを我慢して続けなければいけないのでしょうか?

ワクワク経営の目的は、みんながワクワクする経営を通して、自分の人生もワクワクさせることです。
つらい思いを我慢しながら経営を続けることが、果たしてワクワクする人生につながるのでしょうか?
どうせなら、日々の仕事も経営も生活も、ワクワクの連続であるほうがいいですよね。
それに、つらいことを続けていると、どんなに大きな志を持っていてもどこかでイヤになって行動が続かなくなってしまい可能性もあります。
自分は強い精神力を持っているから大丈夫、それは大きな過信かもしれないのです。
さらに、経営者がワクワクしながら経営をしなければ、従業員がワクワクする職場、お客様がワクワクする商品やサービスを作ることもできません。

そうはいっても、つらいことも我慢してやらなければ、経営の目的を達成できないと思われる方もいるかもしれません。
そんな場合は、そのつらいことを「やめる」のではなく、「楽しいこと」に変えてしまえばよいのです。
そのためには、どんなことも楽しく、ワクワクしながら取り組める「仕組み」を作ることが必要です。
その「仕組み」を作ることができるのは経営者だけです。

では具体的にはどうすればよいのでしょうか?

1つは、目的をはっきりさせることです。
例えば、「売上を上げる」ということは、「何故売上を上げるのか」が明確でなければ、そのために行動しようという気は起きません。
売上を上げるのは、お客様により多くのワクワクを届けるため、などと自分が実現したいと思う目的(ビジョン)を意識すれば、今行動しているのは何のためなのかはっきりするので、「ワクワクしながら」取り組むことができます。

2つめは、「見えるようにする」ことです。
目的に対し、今いる位置がどこなのか、今まで歩んできた道のりや、これから進むべき道がどこにあるのかが見えていることは、目的地を目指すうえで重要です。
これらを「なんとなく」ではなく、はっきり「目に見える」ようにしておくことで、「目的が実現できる」というイメージがわき、行動の継続につながるのです。
そのためには、今どこにいて、どの道を進むのかを明らかにする地図である「事業計画」や、現在のステータスをいつでも見えるようにする「ワクワク会計」が有効な手段となります。
(参考:ステータスウィンドウ理論

3つめは、ゴールの細分化です。
どんなに目標が明確で、そのために行動しているのだとしても、あまりにも遠い目標ではなかなか気持ちが続きません。
変わり映えのしない毎日では、そのうち飽きてしまってワクワク感も小さくなってしまうことでしょう。
そのため、より短いスパンで一つずつ目標を達成し、それを積み重ねることで大きな目的を実現するという設計が必要になります。
切り立った崖を登ることはできなくても、階段があれば一段一段登ることは可能です。
(参考:階段生成理論

このように、ワクワクしながら経営や業務をおこなうことができる仕組みを作ることで、諦めたり飽きたりすることなく続けることができ、人生もよりワクワクしたものにすることができます。

是非あなたも、ワクワクしながら経営を続けられる仕組みを作りましょう♪

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