反動を利用しよう!「反動理論」 ワクワク経営コラム【第141回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険の世界では、常に順風満帆な旅ということはなく、様々な困難や悲しい出来事、絶望してしまうようなことも起こることがあります。
そのようなつらい出来事を乗り越えて、目的を実現したときは、言い表せない感動があります。
これは順風満帆な旅で目的を実現した場合よりも大きな感動です。
それは、すなわち悲しいことや辛いことの反動として、バネのように感動が跳ね上がっているような状態と考えられます。

経営でも、反動が起こることがあります。
困難な状況を乗り越えれば、それだけ素晴らしい未来が待っているということです。
これには3つの理由があります。

1つは、世の中が厳しい状況の時は、人々の価値観が大きく変わるため、新たなビジネスが生まれやすいということです。
人々の暮らしも大きく変わる中で、新たなニーズが生まれますが、需要がまだ追い付いていないため、いち早くニーズに対応した企業が市場を制することになります。
したがって、事業再構築業種転換など、今までの強みを活かして新たな領域に挑戦する絶好のタイミングであると言えるのです。

2つ目は、今まで通りの活動できない時は、ビジネスモデルや組織を見直すチャンスであるということです。
不測の事態により、営業活動が制限されたときは、いったん立ち止まって今後必要な事業やサービス、組織とはどのようなものかをじっくり考えてみることのもいいでしょう。
普段、平常通りの営業ができる時には、なかなか今の業務を見つめ直すことは難しいので、このような時こそ新たな組織に生まれ変わるチャンスだとも言えます。

3つ目は、この苦難を乗り越えたときの感動を想像することで、ワクワクが増幅するからです。
思い出補正理論により、苦難を乗り越えるとより良い未来が待っているというイメージは多くの人が持っています。
顧客や従業員にそのような明るい未来をイメージさせ、ワクワクに火をつけることで、普段よりも大きな力を生み出すことができます。

是非、苦しいときは反動を利用して、ワクワクを大きく飛躍させましょう♪

0

反動を利用しよう!「反動理論」 ワクワク経営コラム【第141回】 への2件のコメント

  1. ピンバック : ギリギリの状況のほうが力を発揮できる!?「窮鼠猫を噛む理論」 ワクワク経営コラム【第151回】 | スノウコンサルティング

  2. ピンバック : カエルのような経営とは?「カエル理論」 ワクワク経営コラム【第161回】 | スノウコンサルティング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)