旅立ちに必要な準備は?「行動計画」 ワクワク経営コラム【第193回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

さて、数値計画まで作ることができたら、あとは旅立つだけです。
しかし、冒険の地図はできましたが、それだけではどのように第一歩を踏み出したらいいか分からない・・・という方もいるかもしれません。
そこで、旅立ちまでに、いつ、何をするのかを決めた「行動計画」を作ることが多いです。
「アクションプラン」とも言います。

冒険への旅立ちであれば、まずは王様にあいさつするのが一般的です。
そこで、魔王討伐などを目指す冒険者として「お墨付き」をもらうのです。
そして、酒場で仲間を集め、お店で武器や防具を揃えます。
場合によっては、本格的な旅立ちの前に「腕試し(チュートリアル)」の依頼をされることもあります。
冒険に旅立とう、と決めて、旅立つまでにしなければならない準備は、意外と多いですね。

実際の経営でも、起業にあたって必要な準備はあります。
立地の確保、仕入先の選定・交渉、必要な設備の導入や内装、スタートメンバーの募集、事業内容によっては営業許可の取得も必要になるでしょう。
共通して必要なのは税務署に「開業届」を出すことです。
合わせて、青色申告の承認も受けておくと、様々なメリットが受けられますのでお勧めです。

そして、実際に商品を販売するための準備も必要ですね。
事前広告を出したり、名刺の作成、ホームページの作成などは先にしておいた方がいい場合もあります。
店舗であれば、陳列やPOPなども準備しておいたほうがいいかもしれません。

最初は個人事業主で始めるという方が多いと思いますが、最初から法人を設立する場合もあります。
その場合は、定款を作成して法人登記、税務署への法人設立届のほか、県税事務所や市役所にも提出が必要になります。
従業員を雇用する場合は、雇用保険や社会保険の加入手続きも必要になります。
これらの準備や手続きを全て自分で行うのは大変、という場合は、専門家にアウトソーシングするのも一つの方法です。

このように多くの準備が必要な旅立ちだからこそ、行動計画を立てるメリットが2つあります。

1つは、旅立ちまでに何をすればよいのかが明確になることです。
あれもやらないと、これもやらないと、となると、いつ旅立つことができるのか?と、途中で嫌になってしまうかもしれません。
あらかじめやるべきことを洗い出して、いつやるかを決めておけば、それを全て終わらせれば旅立つことができます。

2つ目は、ワクワク感が高まることです。
遠足の準備理論でもお伝えした通り、ワクワクする冒険の旅への準備期間に、冒険への期待を胸に膨らませながら準備をするのは何にも代えがたい体験です。
準備のための計画を一歩ずつ進めることで、旅立ちに近づいているという実感が得られるので、ワクワク感を高めやすくなります。
ここでワクワク感を高めておくことで、旅立った後の事業の継続性も高まりますし、何よりストレスを抱えながら準備するよりもずっとワクワクする人生の時間を得られるのでいいですよね。

是非、旅立ちに向けた行動計画を作り、冒険への第一歩に向けて動き出しましょう♪

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